配信業界で日本初、SBT(Science Based Targets)認定取得に関するお知らせ

2024.11.25

株式会社rtvは、気候変動への対応を重視しており、脱炭素社会実現に向けた取り組みの一環として、配信業界では日本初となる、中小企業版SBT認定を取得いたしました。

SBTScience Based Targets)認定とは、企業の設定する温室効果ガス排出削減目標がパリ協定の求める水準に整合していることを、気候変動対策の分野で国際的に権威ある組織のSBTイニシアティブ(SBTi)が認定するものです。取得に関しては、環境省がWEB上で詳しく紹介し、取得企業の一覧表も公表して、国内企業に強く推奨しています。

当社が認定を取得した2024111日時点において、SBTiが公表しているSBT認定取得企業リストhttps://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action#anchor-link-test)から調査。

 株式会社rtvCO2排出量削減の取組について

Scope1のCO2排出量削減に向けた取組み(一例)

 リモートプロダクションシステム(遠隔映像制作システム)の導入と推進により、映像制作現場へのスタッフの移動に伴うCO2排出量削減や、現場での使用電力の削減も実現できることから、発電機等によるガソリンの消費を抑え、Scope1CO2排出量削減に取り組みます。

Scope2のCO2排出量削減に向けた取組み(一例)

・スマートプロダクションシステム(統合型映像制作システム)による映像制作の運用改善や、消費電力を抑えたシステムを導入、また、使用する電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることで、Scope2CO2排出量削減に取り組みます。

Scope3CO2排出量削減に向けた取組み(一例)

 Scope3CO2排出量排出量の算定に向けて準備しています。

 太陽光発電、蓄電池型の中継車の構築など、当社の映像制作・配信技術等における脱炭素化を進めることで、自社およびサプライヤーに係るCO2排出量削減に取り組みます。

株式会社rtvの環境方針

当社は「ファンづくりのプロデュース」をミッションとして掲げており、ライブ配信技術・スポーツ中継・メディアマーケティングなど、一般企業様からスポーツ競技団体様、大学関係者様、自治体様と協業で心に響くサービスを創り出し、市場価値を上げていくために「ファンづくり」のプロデューサーとして活動しております。

また、環境への対応は社会・経済を支える基盤と考え、映像配信を通じた独創的でチャレンジングな取組を協働し脱炭素社会の実現をめざすことを目的に、一般社団法人JAPANゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション、一般社団法人OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション、株式会社SKYBLUE PRODUCTIONと令和6年7月23日に連携協定を締結しました。

https://rtv.co.jp/post-2748/

SBT認定に基づいた自社のCO2排出量の削減、および連携協定に基づいた映像制作・配信技術等における脱炭素化や、脱炭素社会の実現に向けた映像コンテンツの配信等を進めることで、脱炭素社会の実現をめざして参ります。

<パリ協定>

世界198の国・機関が参加する国連気候変動枠組条約に基づいて、2015年開催のCOPで採択された、最新の国際的な取り決め。パリ協定では、「世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて 2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」目標を定めています。

<SBTイニシアティブ>

SBTは、パリ協定が求める水準である年間4.2%以上の温室効果ガス排出量削減を目安として、企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のことです。

SBTイニシアティブはパリ協定の目標達成を目指して、SBT認定を含め、企業や組織の気候変動への取り組みを支援する国際的な組織です。

URLhttps://sciencebasedtargets.org/